葛城市平和都市宣言

 葛城山と二上山のふところに抱かれ、悠久の歴史と文化の共生する葛城の地に「葛城市」が誕生しましたが、先人の努力を継承し、平和で豊かな葛城市を後世に引き継ぐことは、現在に生かされている私たちの責務でもあります。
 しかし、地球上には全世界の人類と文化を一瞬にして滅亡させて余りあるあるほどの核兵器が存在し、核兵器からの恐怖を拭い去ることが出来ません。
 われわれは人類唯一の被爆国民として、戦争の放棄、恒久平和誓った日本国憲法の精神にそって、世界における核兵器の廃絶と軍備縮小に向けて積極的な役割を果たすべきであります。
 あの広島・長崎の惨禍を再び地球上に繰り返さないために、わが国の国是である非核三原則(作らず、持たず、持ち込ませず)を守り、わが行政区に、いかなる国の核兵器の配備・貯蔵はもとより、飛来・通過することも拒否すると共に、近隣自治体とも協力して核兵器の廃絶、世界平和に向けて努力するために、葛城市はここに「非核平和都市」となることを宣言します。
                          

                          平成20年9月29日 葛 城 市 議 会

 九条の会・葛城でも念願であった平和都市宣言が、9月議会で上記のような内容で決議され非核平和都市の仲間入りをしました。
 この宣言が、平和な葛城市を維持する力になること、葛城市が、この都市宣言を尊重し行政に反映されることを期待します